金環蝕的日々

本のこと、日々のこと

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「阪急電車」(有川浩) (2009.05.15)
評価:
有川 浩
幻冬舎
¥ 1,470
(2008-01)

電車は、人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていく――
片道わずか15分。そのとき、物語が動き出す。
恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車…


関西の今津線を舞台にした小さな物語たちの交差する短編の集まりで、個々の話は前後して少し交わりますがそれぞれの登場人物たちは違う物語(人生)を奏でてる感じです。
その少し交わる感じが楽しい感じです。

楽しい展望のお話だけではないですが、苦い始まりだった人もちゃんと幸せの予感をさせて終えてくれるのでほんのり温かく読み終われる感じ。
関東園駅のえっちゃんの彼氏(往路も復路も)が最高に良いですわ〜。
| 有川浩 | 20:34 | comments(0) | -
「クジラの彼」 有川浩 (2008.12.08)
評価:
有川 浩
角川書店
¥ 1,470
(2007-02)
合コンで出会ったまれにみる高物件の彼は、次にいつ会えるかわからない潜水艦乗りだった…。

「海の底」の海自の3尉、冬原(クジラの彼)と夏木(有能な彼女)の恋愛模様と、「空の中」の高巳と光稀のその後(ファイターパイロットの君)。
他にも若い自衛官の恋愛模様が。
基本コメディでテンポ良く楽しめます。
自衛隊3部作は読んでいなくても話は分かりますが、読んでいた方が楽しめるかな。
ちなみに私は「空の中」→「クジラの彼」→「海の底」の順番でした。

「クジラの彼」
「ロールアウト」
「国防レンアイ」
「有能な彼女」
「脱柵エレジー」
「ファイターパイロットの君」
の6編が収録されています。
| 有川浩 | 00:18 | comments(0) | -
「海の底」 有川浩 (2008.12.08)
評価:
有川 浩
メディアワークス
¥ 1,680
(2005-06)
横須賀に巨大甲殻類来襲。食われる市民を救助するため機動隊が横須賀を駆ける。孤立した潜水艦『きりしお』に逃げ込んだ少年少女の運命は!?
海の底から来た『奴ら』から、横須賀を守れるか―。



米軍・横須賀基地が市民に開放される桜祭の日に突如出現した巨大なエビが次々と祭に来ていた人を襲撃し食い始めます。
桜祭の開催時に横須賀基地内に停泊していた潜水艦『きりしお』に、避難した13人の最年長高校3年生から最年少小学1年までの未成年と「あれが艦を預かることになったら第二潜水隊郡は終わる」と言われている海自の問題児実習幹部2名が取り残される形になります。

陸上では県警機動隊が巨大エビ相手に必死の防衛を試みています。
県警の現場指揮官明石警部とと警察庁烏丸参事官は、「警察の処理能力を超えている」この事態を、「できる限り速やかに状況を自衛隊にリレーすること」に奮闘します。
もしいきなり日本に訳の分からないモノが来襲した時は、即・自衛隊という動きは出来ないんだなぁ…とおかしな所で感心しちゃったり。
自衛隊が出動するまでに及び腰になる官僚を動かすために仕掛ける駆け引きが良いなぁ。
明石・烏丸のおっさんコンビと機動隊の滝野さん…と言った警察のおっさん軍団が格好良かったり。

取り残された「きりしお」内の子供集団、中3のすごい嫌なガキの圭介には結構イライラさせられます。
が、この圭介の心情も後半で語られますから何でこんな嫌なガキになったかも分かり、更にラストは漢(おとこ)を上げる感じで良いなぁ。
海自の問題児実習幹部の夏木・冬原も子供相手に容赦ないのが楽しいです(笑)。

カテゴリ的には「怪獣」モノになるでしょうかw
ライトノベルズの疾走感と淡い恋愛が「お約束」な分どちらも楽しめてお得と言う感じです。
ちなみに冬原・夏木の恋愛に関しては短編集「クジラの彼」で…w

この作品は「自衛隊3部作」と呼ばれる作品の3作目…という事になります。(「塩の街」「空の中」「海の底」)
私個人は物語の展開はこの「海の底」が1番楽しめた感じがします。


| 有川浩 | 00:14 | comments(2) | -
「塩の街」 有川浩 (2008.09.20)
評価:
有川 浩
メディアワークス
¥ 1,680
(2007-06)
崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。
静かに暮らす二人の前をさまざまな人々が行き過ぎる。
あるときは穏やかに、あるときは烈しく。あるときは浅ましく。
それを見送りながら、二人の中で何かが変わりはじめていた…。


第10回電撃小説大賞・大賞受賞作。
ライトノベルの文庫で出て、その後単行本で「空の中」「海の底」(自衛隊3部作と呼ばれています)と出て、文庫から加筆・単行本化…という流れで出た作品だそうです。

ある日いきなり巨大な塩の塊が東京湾に降ってきて、人があっという間に塩の柱になってしまう塩害で多くの人間が塩と化し、残された人たちは食料の配給を受けながら細々と生きている感じです。

18歳の真奈と27〜8歳の秋庭、親類縁者ではない、恋人とは言えない、さりとて他人とは言えず…みたいなライトノベルズお約束の二人。
ラノベは会話のテンポが楽しいもの多いですね。
個人的感想ですがハーレクイン系のエロっぽいものより縛りがキツいライトノベルズ系の方がラブロマンスとしては読みやすいです(笑)。

後書きを読むと電撃文庫で出たヴァージョンはもっと年齢設定などが下方に修正された上での出版だったようです。 (電撃文庫の方は読んでいません)
年齢設定などは単行本化で本来の応募原稿に戻ったらしいです。
少し大人向けのライトノベルズの感じです。

この二人のベタ甘、もどかしい恋愛関係が、いや、楽しいっすw
「塩の街」と、後日談の「塩の街、その後」(短編で4編)が収録されています。
| 有川浩 | 23:23 | comments(0) | -