恋愛には物語がある。
初めて異性を意識しはじめたとき、
相手とのあいだに微妙な距離を感じたとき、
初恋の同級生との再会を果たしたとき、
そして別れを予感したとき…。
「現在もっとも注目を集める男性作家たちが紡ぐ、至高の恋愛アンソロジー」
と帯にありますが、かなり豪華な顔ぶれ。
「透明ポーラーベアー」 伊坂幸太郎、
「魔法のボタン」 石田衣良、
「卒業写真」 市川拓司、
「百瀬、こっちを向いて」 永田永一、
「突き抜けろ」 中村航、
「Sidewalk Talk」 本田孝好
の6編が収録されています。
どの作品もレベルが高く、かつ作品数が多すぎず、良い感じで味わえ、ほろ酔い加減で読み終われる感じ。
男の子目線のラブストーリーが多いのも楽しい感じです。
私は伊坂幸太郎、石田衣良、本田孝好で魅かれて読んでみましたが、市川拓司、永田永一、中村航の3作家さんも楽しかったです。
確たる理由はないですが、シトラスミントのキャンディを連想しました。
楽しみました〜。