金環蝕的日々

本のこと、日々のこと

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「夏のくじら」 大崎梢 (2011.06.20)
大学進学で高知にやって来た篤志はよさこい祭りに誘われている。
初恋の人を探すという淡い望みを抱いて参加するも、個性的なチームも面々や踊りの練習、衣装も楽曲も自分達で作るやり方に戸惑うばかり。
だが次第に熱中するうち、本番が近づく。
憧れの彼女は果たしてどこに…?

中学の時に参加したよさこい祭り。
練習中、あれこれ地元民ではない篤志に声をかけてくれた「いずみ」と友人に呼ばれていた篤志より少し年上の彼女。
本番2日目、ファイナルの時に待っていた彼女は現れなかった…。
それ以来、よさこいからも四国の祖父母の家への夏休みの長期の泊りも何となくしなくなってしまった篤志。
そんな篤志が高知大に受かり、祖父母の家に下宿し、四国生活を始めます。
篤志の従弟・多郎は、渋る篤志に自分の参加するチームに篤志を誘います。

篤志の心のすみっこにずっと残っている年上の彼女への思いに対し、本人は初めは逃げ腰っぽかったり、叶わなくても別に…的な反応をしたりします。
本当はずっとずっと気になっていたし、彼女のことをちゃんと知りたいと思っていた、その気持ちときちんと向き合うまでの篤志の心の動きがおばちゃん根性まる出しで素直に「ええのぅ〜」でした。笑。

私は北海道民なので飛び火したよさこい(よさこいソーラン)は見た事がある訳ですが、本家本元のよさこい祭りは知らないんですよね。
本家の暑い熱いよさこいも見たくなりました。

| 大崎梢 | 20:27 | comments(0) | trackbacks(0)
「サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ」 大崎梢 (2007.08.12)
同一書籍に四件の取り寄せ依頼。
ところが連絡を入れると、四人が四人ともそんな注文はした覚えがないと…。
「ファンの正体を見破れる店員のいる店でサイン会を開きたい」――若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に、名乗りを上げた成風堂だが…。
駅ビルの書店、成風堂を舞台に、しっかりものの書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵のコンビが書店に持ち込まれる様々な謎に取り組んでいく…。


成風堂シリーズの第3弾ですが、実はまだ第2弾は未読です。

「取り寄せトラップ」
「君と語る永遠」
「バイト金森くんの告白」
「サイン会はいかが?」
「ヤギさんの忘れもの」
の5編が収められています。


本屋さんの業務内容が垣間見えるのがとても楽しいシリーズです。
「君と語る永遠」の広辞苑、「ヤギさんの忘れもの」の写真、書店員さんたちの本に対する愛やお客さんに対する愛が感じられてリアルの書店への愛が増す感じでやはりとても楽しいです。
2作目読みそびれているので次は2作目「晩夏に捧ぐ <成風堂書店事件メモ・出張編>」も読もう…っと!


| 大崎梢 | 12:05 | comments(0) | trackbacks(0)
「配達あかずきん」 大崎梢 (2007.06.21)
評価:
大崎 梢
東京創元社
¥ 1,575
(2006-05-20)
いいよんさんわん」―ー近所に住む老人に頼まれたという謎の探求書リスト。
コミック「あさきゆめみし」を購入後、失踪した母の行方を探しに来た女性。
配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。
駅ビル内の書店・威風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の良いアルバイト・多絵のコンビが、さまざまな謎に取り組んでいく。


本のタイトルも著者も、内容も分からない本を探すお客さんのわずかなヒントで欲しかった本を当てる…これ、何となく情景として浮かんできますねw

「村○春樹の新刊」とか「ぶたぶ○」シリーズの新しいの、とか割と本読みの人だと割と書店員の人でも分かるようなヒントで本を探して店員さんに声をかけると思います。
「何日か前の新聞で見た(この時点では書評であるのか、宣伝の新刊案内なのかも分からない)」、でも「タイトルも著者も、内容も、出版社も分からない」本を求めるお客さん…いるだろうなぁ…みたいな臨場感w

分類としてはコージィ…になるかな?
本好きの人は是非w
そんな導入部から色々な物語が紡ぎだされます。

書店員さんたちの苦労や、色々なお客さんの姿、ちょっと困ったちゃんなお客さん…書店に来る人も色々だろうしな…と書店大好き人間としてはそういう登場人物に思わず笑っちゃったり、店員さんに同情したり…w

書店で働く書店員さん、基本的に本が好きな人が多いでしょう。
お客さんの漠然としたリクエストに頭フル回転で解決してあげたり…書店員さんの本に対する愛や努力が健気で良いです。

日常の小さなミステリも絡んで、本好きの人には問答無用でお勧めしたくなっちゃったりw
| 大崎梢 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0)