金環蝕的日々

本のこと、日々のこと

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「烏金」 西條奈加 (2007.10.30)
因業な金貸し婆お銀のもとに現れた謎の若い男、浅吉。
お吟の元に住みこみで働くようになった浅吉には実は秘密の目的があった…。


「金春屋ゴメス」とは違い(笑)、きちんとした江戸物です。
烏金は明け烏のカァで借り、夕方のカァで返す…からきているそうで。
振り売りや裏店の小商人相手なんかに小金を貸す訳ですね。

冒頭からこの浅吉、他に思惑があるのは分かりますが、借金がかさんでにっちもさっちもいかなくなっている客に仕事を斡旋したり、なかなかの企業アドバイザーだったり。

出てくるキャラクターもなかなか楽しい面々で、すごく悪い奴が出てくるかんじではないです。
お江戸の底辺で生きている人たちのまっとうな生活が良い感じ。
ほんわりしたり、ほろりとしたり、楽しみました
評価:
西條 奈加
光文社
¥ 1,470
(2007-07)

| 西條奈加 | 11:01 | comments(0) | trackbacks(0)
「芥子の花」(西條奈加) (2007.05.20)
評価:
西條 奈加
新潮社
¥ 1,365
(2006-09-21)
上質の阿片が海外に出回り、その産地として、日本をはじめ諸外国から槍玉に挙げられた江戸国。
老中から探索を命じられたのはご存知「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守。
ゴメスは、異人たちのすむ麻衣椰村に目をつけるが…。
辰次郎、NY出身の時代劇オタク・松吉、海外旅行マニア・奈美といった面々はもちろん、女剣士朱緒をはじめ新メンバーも登場し、ますますパワーアップしてきた移植時代劇。


「金春屋ゴメス」の続編…というかシリーズ2作目。

日本の中に鎖国をしている江戸がある…という近未来っつーかパラレルワールドなお話ですが、テンポが良くて大笑い出来て好きです、このシリーズ。

「そんなに知りたきゃ教えてやらあ。おれの親分は、厚顔無恥、冷酷無比、極悪非道で名高い、江戸いちばんの名奉行」
「やっとわかっていただけやしたか。うちの親分は立派な化け物でさあ」
…手下にこんな啖呵を切られる親分と、無茶苦茶言いつつゴメス親分の鉄拳を必死で避けつつ仕事をする手下の面々が妙にツボw
粟田のじいさんも良い味w
この「金春屋ゴメス」シリーズは、キャラ立ちを楽しむ話と言う感じです。
こういうテンポ、楽しくて好きです。
新たに女剣士も登場。何となく辰次郎とほんわかと良い雰囲気に…。

阿片騒動に揺れる江戸ですが、事件は根深いようで、これはまた先のお話がありそうで、楽しみ。

軽やかに、テンポよく、突っ込める所はあるけど笑える所満載…というお話が好きな人は(一応褒めてるんですよ)是非、前作「金春屋ゴメス」からどうぞ。
| 西條奈加 | 11:50 | comments(0) | trackbacks(0)