スポーツは自分でやろうと思わない、テレビでスポーツ中継、見ようかな…と思っても忘れてしまってほとんど見たことがない、スポーツを題材にした小説ってのも考えてみればあまり読んだことがないかも…で手に取りました。
私、運動徹底的に苦手派ですw
1番の影響は本読み友だちの「面白かった!」の感想だったりw
いや。運動嫌いでも陸上経験なくても面白いです。マジで。
高校時代に陸上やっていた…とか、高校時代の部活が運動系だった…って人はもっと臨場感感じたり懐かしかったりするのかもですが、経験なくても十二分に楽しめます。
サッカーの天才の兄と一緒にずっとサッカーをプレイしつつ限界を感じてやめてしまった新二。
天才スプリンターながら中学途中で陸上をやめてしまった連。
特に陸上がとても強い訳ではない公立高校の陸上部に入部するまでの導入部からページをめくる手がどんどん早くなる感じですわ。
新二は素質は十二分にあるんですね。
本人には自覚ないし、結構ビビリまくったり経験がない分から回りしたり。
レベル1からだんだんと経験値を積んでいく感じです。
柔軟なからだで天性の走りをしつつもどこか脆くて微妙に勝ちきれない親友・連も良い味ですね。
実は夏季合宿でひそかに脱走しようとした連を同学年の部員・根岸とこっそり探しに行くエピソードが好きですw
春之台の監督・みっちゃんの脱力加減(良い意味で力まない)も楽しいなぁw
吉川栄治文学新人賞、本屋大賞受賞作。
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評価:
佐藤 多佳子
講談社
¥ 1,470
(2006-08-26)
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