金環蝕的日々

本のこと、日々のこと

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「風神秘抄」 荻原 規子 (2006.02.09)
オンライン書店ビーケーワン:風神秘抄
風神秘抄
荻原 規子作
出版 : 徳間書店
サイズ : B6判 / 590p
ISBN : 4-19-862016-4
発行年月 : 2005.5


特異な芸能の力を持ち、その能力ゆえに、幼い頃から孤独だった少年と少女が、互いにかけがえのない相手として出会い、恋をまっとうし、生きる道を模索する。平安末期、未曾有の戦が始まる時代を背景に愛を描くファンタジー。

萩原規子さんの平安末期、鎌倉時代に突入する直前…くらいの日本が舞台の和物ファンタジー。
「勾玉」三部作と直接結びついている訳ではないですが、同じ世界の流れを汲んでいる感じです。

16歳の草十郎の成長物語であり、ボーイ・ミーツ・ガールであり、平安貴族社会の暗躍や戦闘に踊らされる人々の物語であったり…。

平治の乱から物語は始まります。
笛吹きの草十郎と舞人の糸世の共鳴り、音律、もしこれを実際に耳で聴き、目で見ても言葉で言い表すの事は出来ない(文才ないので)だろうなぁ…と思うのですが、萩原さんはそれを美しく力強い音律で奏でてくれます。

先祖は人間の童子の姿をした神様だった(この辺が勾玉とリンクしていますね)鳥彦王のしゃべりが楽しくて好きだわw
口調はまるっきり現代語で、街の兄ちゃん口調なんですが、逆にそれがおかしくて好きです。
ラスト、ハッピーエンド、でもちょっと哀しいものが残り…良かったです。
| 荻原規子 | 21:51 | comments(0) | trackbacks(0)