金環蝕的日々

本のこと、日々のこと

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「ホルモー六景」 万城目学 (2008.10.16)
評価:
万城目 学
角川書店
¥ 1,365
(2007-11)
このごろ都にはやるもの、
恋文、凡ちゃん、二人静
四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、
負けて雄叫びなるものかと、今も京に狂になり、
励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。
このごろ都にはやるもの。
元カレ、合コン、古長持。
祇園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、
オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。
四神見える王城の地に、今宵も干戈(かんが)の響きあり。
挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。
古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、
若人たちは恋謳い、魑魅魍魎は天翔る。
京都の街に鳴り渡る、伝説復古の大号令。
変幻自在の第二幕、その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参!


「鴨川(小)ホルモー」
「ローマ風の休日」
「もっちゃん」
「同志社大学黄竜陣」
「丸の内サミット」
「長持の恋」

「鴨川ホルモー」絡みの続編と言うか本編でさらりと書かれていたエピソードの違うサイドの物語や、凡ちゃんのバイト話や芦屋の別れた彼女のお話、関東で行われている「ホルモー」などなど。
「長持の恋」、高村のチョンマゲの訳が良かった〜!

作者の万城目学さんのインタビュー(楽天ブックスインタビュー)で「編集の人からも、このまま、終わることは許しませんっ!みたいに言われているので(笑)」とありますからあと1回、大団円まで楽しめそうでしょうか。
| 万城目学 | 22:03 | comments(2) | -
「鴨川ホルモー」 万城目学 (2008.10.16)
評価:
万城目 学
産業編集センター
¥ 1,260
(2006-04)
このごろ都にはやるもの、
勧誘、貧乏、一目ぼれ。
葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。
腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、
出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。
このごろ都にはやるもの、
協定、合戦、片思い。
祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。
「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。
戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。
恋に、戦に、チョンマゲに、
若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。
京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の供覧絵巻。
都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。
前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。
「鴨川ホルモー」ここにあり!!


一応、括りとしては「ファンタジー」になりましょうか。
誰に知られる事もなく、昔々からずっと続けられている「ホルモー」。
現代は京都の各大学のサークルとして活動しています。
葵祭のバイトを終えた安倍は祭で知り合った高村という男と一緒の時に「京大青竜会」という何だか怪しげなサークルに新歓コンパに誘われます。
この新歓コンパでひとりの女の子に一目惚れをしてしまった安倍は、彼女と会いたいが故に「青竜会」のサークル活動にせっせと出席することになります。

この「ホルモー」はオニを使役し、戦う競技なのですが、オニの言葉をずっと練習し言葉を操れるようなり、「代替わりの儀」を終えないとオニが見えないんです。
京大・青竜会は青いオニ、吉田神社でこの「吉田代替わりの儀」を行います。
それぞれの大学で神社が違う感じですね。
(ちなみに、産大玄武組の黒いオニは上賀茂神社に、立命白虎隊の白いオニは北野天満宮に、龍谷フェニックスの赤いオニは伏見稲荷大社にゆかりのオニと言う感じ)


奉納の舞がすごいおバカでこれが結構ツボにはまりました。


出版は2006年4月、「本の雑誌」エンターテイメント第1位、「王様のブランチ」新人賞受賞、ボイルドエッグズ新人賞受賞、本屋大賞第6位…と各賞を受賞しています。


| 万城目学 | 21:59 | comments(0) | -