普通のOLが踏み出した、愛と仁義のワーキングホリデー。
キッチュでケバめで結構サクサク読めるお話。
設定や話の展開は粗いんですが、文章にドライブ感があって結構楽しんで読了。
割とノリはまんがの感じ。
長編としては決して本自体は厚さがない(物理的に)ですが、展開が早いので暑さの割に話は詰まってる…と言うか、粗い分書き込みが足りないと言うか。
読んでいてもどかしい粗さではないです。どちらかと言うと「勿体ないな〜」という感じ。
あまり考えずに読んだ方が楽しめる感じです。
作者は1967年生まれ…との事。
現代の話、と言うよりバブル時代の話…みたいなテイストがありますね。
第1回 小説現代長編新人賞受賞作品
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評価:
ヴァシィ 章絵
講談社
¥ 1,470
(2006-10-20)
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