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評価:
山崎 マキコ
文藝春秋
¥ 570
(2010-08-04)
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不倫解消で閑職に飛ばされた本宮つぐみ。仕事に全てを捧げ、横目で壽退社を延々見送ってきたのにこの始末……ドツボな彼女の前に「二次元にしか理想の女はいない」と口走る5歳年下のネットワークエンジニアが登場し、奇妙な同棲生活が始まるが、そこへ昔の男が現れて。 草食男子の可愛さ炸裂。三十路の幸福を探る書き下ろし長編。文庫書き下ろし長編のようです。
表紙写真のジャケ買いかも。笑。
漢前で、仕事は出来るが家事系はまるで駄目、社内で上司との不倫関係を解消して閑職に左遷されたつぐみと、SEでオタクでアパレル企業の中では浮きまくっている桜井。
漢前すぎて、たびたび男にとって都合の良い女になってしまう癖のあるつぐみと、芯からオタクではないオタク(だと思う)の桜井の気持ちは通じているのに何かもどかしい距離感が楽しい。 脈はある、脈はあるけど、これってつきあっていると言えるのか?と考え込んでしまうつぐみの気持ち、オトナの女だと大きく頷いてしまうなぁ。笑。
でも、この場合、桜井くんは初めから本気でアプローチしていたんだよねぇ。笑。