金環蝕的日々

本のこと、日々のこと

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「風が強く吹いている」(三浦しをん) (2009.10.31)
評価:
三浦 しをん
新潮社
¥ 1,890
(2006-09-21)

 箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。
才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。
たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。
長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!超ストレートな青春小説。最強の直木賞受賞第一作。


ハイジこと清瀬灰二が銭湯の帰りにコンビニで万引きをした俊足の青年を追いかける事から物語が始まります。
ハイジはこの青年が誰であるのかを追いかけている最中に気付きます。「あぁ、きみだったのか」


中距離・長距離競技は短距離ほど絶対的な向き不向きはないかも…ですが、根性だけで何とかなる程軽いものでもないでしょう、当然。
素人が入って(陸上経験者3人、サッカー経験者3人、剣道経験者1人、山を2つ越え10キロの距離を登校していた男1人、素人2人、計10人)1年で箱根駅伝に…と言うのは、フィクションとは言え「そらぁ、無理じゃろ」という範疇に入るかも…などをつらつら思いながら読み始めた訳です。

…素人もいるギリギリのメンバーで駅伝…「有り得ねぇ〜!」な部分と、後半の素人も含めたバラバラの集まりから、だんだん各自のメンタリティも「ランナー=走る人」になっていく過程、走が「箱根はそんなに甘い所じゃないんだよ!」とキレる過程…と、話が進むにつれ、初めの「有り得ねぇ〜!」がだんだん「頑張れ」になって行く感じです。
気になっていたはずの「有り得ねぇ〜!」がどんどん気にならなくなってくる感じ。

駅伝が身近…と言うか、立体的に見える感じですね。
お正月の箱根駅伝、見てみようかな…みたいな(全部通して駅伝見たことないので)。


私の読書は図書館本→気に入ったら文庫のコースが多いですが、読み終わってすぐNet書店でポチッとな…をやってしまいました。
文庫版ではなく単行本版でUpしたのはこちらの表紙の方が好きだから、です。今自分の手元にあるのは文庫版なのですが。

| 三浦しをん | 12:54 | comments(2) | -
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| - | 12:54 | - | -
コメント
昨日が封切で、たまたま家内が見たいと言い出したので、二人で映画を見に行っていました。

走ってるシーンが綺麗で(手抜きが無くて、随分練習してたようです)、なかなか良かったですよ。
泣かせのシーンが原作より多くなっていて、少々閉口してしまいましたが。(どうも年とともに涙腺が弱くなって。。。)
| Todo23 | 2009/11/01 9:51 AM |
おぉ、Todo23さんは奥様とご一緒にロードショーで!
(最近劇場で映画なんてとんとご無沙汰です、しくしく)

走るシーンも良いのですか。
見るのはレンタル落ちしてから…になりますが楽しみに待っていよう!
涙腺は緩くても良いではないですか。この際感動した者勝ちですv
| ろみ@eclipse | 2009/11/01 11:25 AM |
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