「マスター・アンド・コマンダー」
DVDでようやくと「マスター・アンド・コマンダー」を見ました。
私は知らなかったのですが、パトリック・オブライアン作の
「ジャック・オーブリー&スティーブン・マチュリー」シリーズという原作があるんですね。
「南太平洋、波瀾の追撃戦」が映画の原作となるみたいです。
宣伝の内容が映画の内容と違うくらいの、何の予備知識もないまま見ました。
ジャック・オーブリー艦長とスティーブン・マチュリー軍医との微妙なユーモラスな感じが楽しかったです。
19世紀の英国海軍の軍艦の感じとか、水兵や仕官の日常、または海戦の感じとかがきめ細かくて良かった。
原作は1話完結形式なのだと思うのですが、複数の本からの印象的なエピソードやセリフが結構多くなりすぎる分、逆に印象は散漫になってしまったような印象を受けました。ちょっともったいない感じですね。
映画の起伏的にはちょっと難があるかも知れないのですが、現実ではこうだろうな…なリアリティは、ある意味映画としてのポイント高いんじゃないかと思ったり。あくまで好みですが。
ポール・ベタニー演じるスティーブン・マチュリーが印象的。
憧れ(?)のガラパゴスに来ながら陸に上がれなかったり、上がったら上がったで追いかけていたフランス軍船を見つけちゃったり、ラストに、さぁこれからガラパゴスだ!って時にうっかり船長の知らない情報もらしちゃって(…って事だと思うんですが)船がUターンしちゃったり…何か可愛いw
印象が散漫になってしまうせいもあって、映画的には「傑作!」ではないかも知れませんが、良い映画でした。楽しんじゃいました